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2025.10.31
築10年・20年・30年でどう違う? 水まわり改修のポイントとおすすめ

水まわり(浴室・トイレ・キッチン)は、お住まいの中でも最も劣化が顕著で、築年数の経過とともにトラブルが増える場所です。
「まだ使えるから」と放置すると、漏水やカビ、故障が起きやすくなり、結果的に大掛かりな修繕が必要になることもあります。
今回は、築後「10年」「20年」「30年」のタイミングに分けて、水まわりの改修ポイントと、最新のリフォーム事情をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

築10年前後…メンテナンス+節水・省エネリフォームの時期

住宅の水まわり設備は、築10年を過ぎた辺りから少しずつ不具合が出始めることが多く、蛇口の水漏れやトイレタンク内の部品劣化、コーキング材の剥がれなど、気になる症状が現れるタイミングです。
部品の交換やメンテナンスで対応できるケースも多く、早めに点検を行うことで大掛かりな修理を防ぐことができますが、設備の「性能」としては年々進化しているため、「交換+機能アップ」もおすすめです。
たとえば10年前のトイレを最新の節水型に変えると、年間の水道代が数千円単位で節約できますし、キッチンでも節水型の食洗機や、ガスコンロからIHコンロへの変更も人気です。

このように、築10年後のこのタイミングでは、次の10年を快適かつ安心して過ごすための修理・交換を検討するとよいですね。

築20年前後…設備更新+断熱・劣化対策を重視

築20年を迎える頃には、設備の配管や内部にも経年劣化が現れます。
「排水の流れが悪い」「お湯の温度が一定でない」などのサインが出た場合、見た目だけでなく“中身”の整備が必要です。
特に、給水・排水管や下地の劣化は目に見えにくいため、この時期に点検・改修を行うことで、将来の漏水トラブルを防ぐことができます。

まずは、こうした見えない部分の安心を確保することが優先になりますが、そのうえで、せっかく手を入れるなら、浴室やキッチンなど設備そのものの使い勝手や省エネ性を高めるリフォームも合わせて検討すると、日々の暮らしはぐっと快適になります。

まず、浴室がユニットバスではない場合、断熱性と掃除のしやすさを兼ね備えたユニットバスへの交換がおすすめ。
浴室自体も断熱構造になっていたり、浴槽も高い保温性を備えた商品ラインナップもありますので、ご希望に合わせて仕様を決めていきましょう。

築30年以上…ライフスタイル変化に合わせた再設計

築30年を超える頃には、家全体の設備の老化が目立つように。
同時に家族構成や暮らし方も変化し、「子育て中心」から「将来を見据えた安心設計」へと、住まいの快適性を変えていく時期でもあります。

例えば、段差のある出入口や手すりのない廊下などは、転倒やケガにつながることもあります。
この機会に、滑りにくい床材や段差をなくしたバリアフリー仕様へ変更し、必要に応じて手すりを設置するなど、安心して使える環境へ整えましょう。

また、毎日使うキッチンも生活スタイルに合わせた使いやすい仕様に変更しておきたい時期。
高さを低めにしたキッチンカウンターや、長時間立って調理をすることがつらい場合には、座って調理ができるようなレイアウトを考えることもおすすめです。

築30年以上のリフォームは、「老朽化への対応」と「これからの暮らしへの備え」を両立させることを中心にプランニングしていきましょう。

まとめ

水まわりのリフォームは、「10年」「20年」「30年」といった大きな区切りを一つの目安にしながら、築年数に応じた内容の改修を行うことで、より快適に、そして安全にお住まいを保つことができます。
ホームプラスでは、築年数やご希望に合わせた最適な水まわりのリフォームプランをご提案しています。
ぜひお気軽にご相談ください。