ホームプラス Home Plus

  • 〒178-0062東京都練馬区大泉町2-38-9
  • 電話:03-3978-5353

コラム コラム

コラム

2025.12.05
「SLDK」の“S”って何? 意味・使い方・メリットをまとめて紹介

最近、間取り図や住宅のレイアウトで「SLDK」という“S”の付いた表記を目にすることはありませんか? この“S”はサービスルームを示し、収納だけでなく作業や趣味など幅広い使い方ができる便利なプラス空間です。 今回のコラムでは、実際の暮らしの中でどう役立つのか、その特徴をまとめます。

SLDKの“S”とは?サービスルームの基本

最近の間取りでは“LDK”だけでなく、“SLDK”や“LDK+S”といった表記を目にする場面が増えてきました。 ここで使われる「S」はサービスルームを指す記号で、納戸や多目的に使われる小さなスペースとして扱われることが一般的です。 採光や換気の条件を満たさないことが多く、法律上の「居室」には分類されないため、窓の位置や大きさに制約が出やすい空間でもあります。

一方で、サービスルームは“使い道を自由に考えられる余白”のような存在。 季節物や普段あまり使用しないものをまとめて置ける収納としてはもちろん、デスクを置いて作業スペースにしたり、本や趣味の道具を並べるスペースにしたりと、暮らし方に合わせて形を変えられる柔軟さがあります。 「S」イコール収納という固定的なイメージにとらわれず、生活の中で“あったらいいな”や、“ちょっと使える場所”として捉えて、住まい全体の使い勝手をアップさせるイメージです。

サービスルーム 暮らしにぴったりの使い方アイデア

サービスルームの魅力は、使い方をひとつに限定しない“自由さ”です。

・収納として
収納に使う場合は、季節物やスーツケース、非常用の備蓄をまとめておくことができ、リビングや個室がすっきり。 生活の中で散らかりやすい物が収まると、部屋の印象が落ち着き、インテリアもより楽しめるようになります。

・デスクを置いて
デスクを置けば作業ができるスペースになり、在宅ワークにも使える書斎のような役割にも。 ドアを閉めれば集中しやすく、家の中の生活音が伝わりにくくなる点も便利なところです。

・趣味の部屋
趣味の道具や本など、自分の“好き”を集める部屋にして、気軽に気分転換を。

・子どもの学習コーナー
自分の部屋で勉強するのは不安な年齢のお子さん向けに、子どもの勉強の様子を見守りやすい学習スペースにすることもできます。

このように、収納、作業、趣味、勉強といった幅広い用途に対応でき、使い方しだいで住まいにゆとりが加わる“便利な補助スペース”のような存在になります。

“S” サービスルームをより使いやすくするためのリフォームポイント

サービスルームをより使いやすくするためのちょっとした工夫をご紹介します。

まず1つ目は「照明とコンセントの位置」。 手元の明るさが確保できると、作業や勉強にもバッチリ。 また、必要な場所に電源を設けることで、携帯の充電やパソコンでの作業もスムーズになります。

2つ目は「収納」について。収納メインで考える場合は、奥行や高さを調整できる棚板式の収納にすることで、収納する物に合わせてキレイに、そして取り出しやすい収納が実現します。

3つ目は「換気」の確保も気にしたいところ。サービスルームは窓がない、もしくは窓が小さいケースが多いため、換気扇を設置したり、羽(ファン)付きのシーリングライトを選び、空気の流れ方を意識することで、快適な空間がつくれます。

これらの3つのポイントをあらかじめ工夫しておくことで、より過ごしやすく使いやすいサービスルームにすることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

収納、作業、趣味。サービスルームは、家の中に小さなゆとりをつくれる便利な空間です。 使い方やポイントを整理しておくことで、お住まいをより暮らしに合った心地よい場所へとアップデートすることができます。 サービスルームの新設など、空間を見直すリフォームのご相談はぜひホームプラスまでお気軽にお問い合わせください。