ホームプラス Home Plus

  • 〒178-0062東京都練馬区大泉町2-38-9
  • 電話:03-3978-5353

コラム コラム

コラム

2025.12.12
オール電化はマンションでも可能?工事前に知っておきたいポイントについて

マンションや団地にお住まいの方で、オール電化の工事は可能か、どんな設備が必要かと不安に思う方も多いと思います。
実際に、マンションや団地のオール電化リフォームでは、管理規約や電気容量など、確認すべき点がいくつかあるため注意が必要ですが、今回はオール電化を採用するメリットについて触れながら、注意点や工事前に知っておきたいポイントをまとめてご紹介します。

マンション・団地でもオール電化は可能?まずは導入できるかの確認から!

マンションや団地でも、条件が合えばオール電化にすることは可能です。
ただし、建物の構造や管理規約によって「どこまでできるか」が決まるため、まずは管理規約に、

・ガス設備から電気設備へ変更できるか
・エコキュートの設置が許可されているか

といった、オール電化に関するルールがあるかどうかを確認しましょう。
次に重要なのが、建物の「電気容量」です。
IHやエコキュートを導入する場合、従来より多くの電力を使用するため、契約アンペア数を上げる必要が出てきますが、古いマンションでは「各住戸で容量アップができない」ケースもあります。
これらを踏まえて、建物の条件が整うかどうかを最初に確認しましょう。

リフォームの前に知っておきたい、オール電化のデメリットと注意点

オール電化には多くのメリットがありますが、導入前に確認しておきたい注意点の一つが、「停電時」の問題です。
IHの電源が入らないのはもちろん、給湯についてもエコキュートのタンク内に残っているお湯しか使えなくなるため、通電が復旧するまでは節約しながらの利用が必要になります。
次に、設置スペースなどの問題として、マンション・団地ではエコキュートの設置スペースや騒音に関する制限がある場合があります。
ベランダが狭い、重量制限がある、運転音の問題で設置場所が限られているなど、管理規約によって条件が細かく決まっていることもあります。

最後に、建物の状態や仕様によって、そもそもオール電化に切り替えられないケースもあります。
特に団地では、既存の給湯方式や電気容量の問題で、IHやエコキュートに必要な電力容量を確保できないことがあるため、できれば早い段階で専門業者へ相談することをおすすめします。

後悔しないためのオール電化リフォームのポイント

・エコキュート
まず、エコキュートはタンク容量やサイズに幅があるため、設置スペースや家族の人数に合った機種を選ぶ必要があります。さらに、騒音への配慮が必要な建物では、静音タイプを検討しておくと安心です。

・IHクッキングヒーター
専用回路が必要になることが多く、分電盤の容量や配線経路によっては追加工事が発生する場合があります。

・管理規約の確認
「既存設備と同等品のみ交換可」と定められているケースもあります。
オール電化が可能かどうかは建物ごとに大きく異なるため、図面や設備仕様を確認しながら、業者による現地調査を行うことをおすすめします。

このような点に注意しながら、「想定外の追加工事で予算オーバー」といったトラブルを避けられるようにしましょう。

まとめ

マンションや団地でのオール電化リフォームは、安全性の向上やお掃除のしやすさといったメリットがありますが、一方で、管理規約や電気容量、設置スペースなど、建物の条件に合わせた判断が大切です。
ホームプラスでは、現地調査から設備選び、工事計画まで、お住まいに合わせたプランづくりを丁寧にお手伝いします。
リフォームに不安がある方もお気軽にご相談ください。