コラム

理想の暮らしを実現できる方法として現在注目されている「リノベーション」。
今回のコラムでは、リノベーションにおける間取りの工夫や、快適性の向上、計画時のポイントなど、暮らしを豊かにするための視点をわかりやすくご紹介します。
1.暮らしの変化に合わせる、リノベーションの間取りのアイディア
リノベーションでは、家族構成や生活スタイルの変化に応じて、間取りを見直すことで、住みやすさが大きく変わります。
例えば、LDKの一角に壁と引き戸を設けて在宅ワークに使えるスペースをつくる、成長した子ども用に既存の洋室を間仕切って2部屋に分ける、といった工夫もできます。
また、壁付けキッチンを対面式にして開放感と一体感のある空間にしたり、玄関から洗面所までの間に「回遊動線」を設けて、家事や身支度の効率を上げるレイアウトも人気です。さらに、廊下に造作棚をつけて収納量を増やす、和室をリビングと一体化して広い空間にするなど、さまざまな工夫で暮らしやすさは大きく向上します。
今の暮らしに合わせた使いやすい間取りを目指してプランニングしていきましょう。
2.快適性を高める最新設備と素材の選び方
次に、「設備や素材を見直すことで住まいの快適性を大きく高める」ことについてご紹介します。
築年数の経ったマンションや団地では断熱性に問題があるケースが多く、リノベーションのタイミングに合わせて壁や床の断熱性を高めることで、冬は暖かく夏は涼しく過ごせますし、省エネ効果によって光熱費の削減にもつながります。
また、傷がつきにくく掃除がしやすい床材や、汚れに強い壁材など、メンテナンス性を重視した素材も人気です。
水まわり設備も年々進化しており、節水型トイレはもちろんのこと、自動洗浄機能付きのレンジフードなど、日々の家事の負担を減らす工夫も多く見られるようになっています。
設備や素材選びにもこだわりながら、長く快適に暮らせる環境を整えましょう。
3.リノベーション前に知っておきたい、スケジュールと費用感
リノベーション前に知っておきたいこととして、リノベーションに必要な期間(スケジュール)の管理と、費用目安の把握があります。
まずは、自分たちの希望を整理した上で施工会社に相談し、現地調査やプラン作成を依頼します。
打ち合わせから工事開始までに1~2ヶ月、工事期間は内容にもよりますが、部分的なもので半月~1ヶ月ほど、フルリノベーションでは2ヶ月前後が目安です。
費用は、フルリノベーションで1,000~1,500万円、部分リノベーションで300~800万円程度が一般的です。
予算によっては、リノベーションの費用を抑えたいケースもあると思います。そのような場合は、水まわりの位置を変えない、既存の壁や床を活かす、といった工夫をしながらプランを検討していきましょう。
また、フルリノベーションを行う場合は、工事期間中の仮住まいの家賃や引越し代も事前に考慮しておくことが大切です。
無理のない資金計画と余裕を持ったスケジュールで、納得のいくリノベーションを目指しましょう。
まとめ
間取りや設備、計画の工夫次第で、リノベーションは毎日の暮らしをもっと快適に変えてくれますので、理想の住まいづくりを少しずつ始めてみませんか?
ホームプラスでは、団地・マンションのリノベーションを多く手掛けています。何から始めたら良いかわからないという場合は、ぜひお気軽にホームプラスまでお問い合わせください。