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2025.07.04
団地リノベ前に確認すべき“構造・間取り・配管”の落とし穴

団地のリノベーションを検討する際、デザインやレイアウト、設備を新しくすることに期待がふくらむ一方で、注意すべきポイントもあります。
特に、建物の構造や配管ルート、給排水管の劣化など、想定外の制約や追加費用につながるケースも。
今回は、団地リノベを進める前に知っておきたい「構造・間取り・配管」に関する注意点をまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

見た目ではわからない?団地リノベの前に知っておきたい“構造の制約”

団地のリノベーションを考える際、まず確認しておきたいのが「構造の制約」です。
多くの団地は「壁式構造」という方式で建てられており、部屋を仕切る壁の一部が建物を支える役割を果たしているため、取り壊せない壁が存在し、希望する間取りに変更ができないケースもあります。
また、築年数が古い団地では、当時の建築基準で設計されているため、天井高や断熱性能などにも限界があることも。
見た目はシンプルな間取りでも、構造上の制約は図面や現地調査でなければ判断できませんので、リノベーションの自由度を上げるためには、「できること・できないこと」を正確に把握するため、団地リノベーションの経験が豊富な業者に相談し、現地調査をしっかりと行うことが大切です。
「インスペクション」と呼ばれる、専門家による住宅調査を受けることもおすすめです。

希望の間取りにできない!?団地特有の“間取りのクセ”とは

団地の間取りは、建築された当時に主流だった間取り・仕様で設計されているため、現代の暮らし方とは合わない部分も少なくありません。
たとえば、リビングがない、キッチンとダイニングが1つ(DK)になっている、洋室がない、収納が少ない、動線が悪い…といった点が代表的です。

また、浴室やキッチン、トイレなどの水まわりの配置を移動させるには大がかりな工事や共用部分への配慮が必要になることもありますので、希望する間取りが実現できるかどうかは、建物の構造や配管の位置などに大きく左右されます。

「こうしたかったのに…」と後悔しないためには、団地特有の間取りの制限を理解したうえで、プロの目線でプランニングしてもらうことが大切です。
ライフスタイルに合った最適な形を一緒に考えてくれるパートナー選びでリノベーションを成功させましょう。

思わぬ追加工事に?古い団地は“配管まわり”にも注意を

団地リノベーションで見落とされがちなのが、「配管まわり」の確認です。
なぜ注意が必要なのかというと、配管の多くが床下や壁内に隠れているため、解体して初めて給排水管やガス管などの劣化や腐食が見つかることが多いからです。
築年数の古い団地では、配管が劣化しているケースが多く、そのままでは水漏れや詰まりなどのトラブルが起こるリスクが残ってしまいます。

また、配管が共用部に絡んでいるケースや、配管の設置に必要な勾配確保の問題によっては、水廻りのレイアウトの変更に制限が出ることもあり、設備の配置変更には慎重な判断が必要です。

トラブルを防ぐためには、事前に現地調査を行い、必要に応じて配管の更新や補修も視野に入れた計画を立てることが重要です。
安心して住み続けられる住まいにするためには、見えない部分の対応こそ丁寧に進めるよう意識したいですね。

まとめ

団地のリノベーションでは、構造・間取り・配管といった見えにくい部分にこそ注意し慎重に進めることで、理想の住まいづくりがスムーズに進められます。

ホームプラスでは、地元密着で団地やマンションの施工実績が豊富なスタッフが細かなご相談にも丁寧に対応いたします。
安心できるリノベーションをとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。