コラム

団地(特に築年数が経った団地)の玄関や廊下は、狭さや暗さが気になる場所のひとつですが、団地では、共用部の制約がある中でも、照明・床材・収納やデザインの工夫で驚くほど明るく快適に変わることをご存知ですか?
今回は、団地リフォームで実践できる玄関・廊下のリフォームポイントをご紹介しますのでぜひご覧ください。
暗くなりがちな団地の玄関・廊下をリフォームで解決!
築古団地に住んでいて、玄関や廊下が暗いと感じることは多いのではないでしょうか。
窓が少なく採光が取りにくい間取りが多いことに加え、共用部にあたる玄関ドアを交換できないため、どうしても光が入りづらいのが実情です。その結果、玄関は第一印象が暗くなり、廊下も圧迫感を与えてしまうケースが少なくありません。
■専有部(居室内)の工夫次第でこうした問題は解消できる!
玄関扉を変えられなくても、たとえば室内の照明を見直す、内装材の色や質感を変える、収納で余計な物を減らすといったリフォームなどは団地でも十分実現できます。
ポイントは「光を取り入れる工夫」と「空間を広く見せる工夫」の組み合わせ。この2つを工夫することで、驚くほど明るく快適な空間に変化させることができます。
それでは、具体的なリフォームのポイントを、玄関と廊下それぞれに分けて次の目次でご紹介します。
玄関を明るくする工夫 照明・床材・収納アイデアをご紹介
団地玄関のリフォームの場合、共用部の玄関ドアは替えられなくても、室内の工夫しだいで暗くて狭い印象を大きく変えることができます。
■照明
まず取り入れやすいのが照明リフォーム。天井の照明をLEDに変えるだけでも効果がありますが、壁を照らすブラケットライトや足元を照らすフットライトを加えると、壁や床に光が広がり、それだけで奥行きのある空間になります。
■床材
明るい色味のタイルやフロアタイルに替えれば、光を反射して玄関全体がパッと明るくなります。タイル調デザインなら、汚れが付きやすい玄関でも清潔感とデザイン性の両方をかなえることができます。
■収納
玄関に物が多いと狭さを強調してしまうため、壁面を活かして、吊り戸棚や奥行きの浅い収納を増やし、できる限り物を置かないで済む工夫がおすすめです。
このように、照明・床材・収納、この三つを組み合わせれば、築古団地の玄関はぐっと明るくなり、見た目も使いやすさも大きく向上します。
廊下を広く明るく見せるデザインリフォームのコツ
築古団地の廊下は、幅が狭く窓も少ないため、どうしても暗く感じられますが、玄関同様に内装や照明の工夫によって広く見せることが可能です。
■壁・天井
まず取り入れたいのは壁や天井の色。白や淡い色をベースにすれば光を反射しやすく、空間全体が明るい印象になります。壁の一部にアクセントクロスを取り入れると単調さが消え、奥行きを感じさせる効果も。
■照明
一か所だけでなく、複数のダウンライトを配置することで光が途切れず、廊下全体を明るく照らしてくれます。
■床材
廊下の床材には、フローリングやフロアタイルがおすすめ。色味もナチュラルで明るめの色を選ぶことで、空間に広がりを感じやすくなります。
団地の廊下リフォームでは、色・照明・床材の工夫によって、築古団地に多い暗さや狭さを感じさせない開放感を手に入れることができます。
まとめ
築古団地でも、工夫次第で驚くほど明るく快適な玄関・廊下になります。
照明・床材の選び方をベースに、空間を広く使える工夫を取り入れ、暮らしやすさを実感してみませんか。
団地リフォームのご相談は、実績豊富なホームプラスまでお気軽にご相談ください。