コラム

中古マンションを購入してリノベーションを考えているけれど、「何から始めればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、リノベーションの基本的な流れを「1.計画」「2.工事」「3.完成」の3つのステップに分けて解説しますので、初めてのリノベーションでも安心して進められるよう、ぜひ参考にしてください。
1.計画編|物件選びとリノベーションの準備
リノベーションを進める前に、まずは目的と優先順位を明確にすることが大切です。
例えば、広さや間取りを重視するのか、デザインや設備にこだわるのか、自分たちのライフスタイルに合わせて何を最優先にするかを考えましょう。
次に予算の設定ですが、リノベーション費用は物件の状態や希望する工事内容によって大きく異なりますので、資金計画を立てる際は、工事費だけでなく、予期しない追加費用や家具・設備の購入費用も含めて検討することが大切です。
物件選びでは、立地や周辺環境のチェックはもちろん、建物の構造や老朽化具合も大切なポイントです。事前にしっかりと確認をして、無理のないプランを立てましょう。
2.工事編|リノベーションの流れと注意点
実際に工事へと進む場合は、これからご紹介するポイント・注意点をしっかり把握しておきましょう。
まず、施工会社を選ぶ際は、施工実績や会社の評判をチェックし、自分の希望をしっかりと伝え汲み取ってもらえるかが大切です。
リノベーションは通常数週間から数ヶ月かかるため、具体的な工期を確認して、生活への影響を最小限に抑えられるよう計画を立てましょう。
また、住みながら工事を行う場合、騒音やホコリ、設備が使用できない等も問題が発生します。そのため、作業の時間帯や工事内容について施工会社としっかりと調整する必要が出てきます。
また、工事中は進捗状況をこまめに確認し、問題が発生した場合は早めに施工会社と連絡を取り、確認しながら進めましょう。
3.完成編|引き渡しと住み始めのチェックポイント
リノベーションが完成した後、引き渡し前には必ず仕上がりの確認を行いましょう。
細かいところや見えづらい場所も確認し、プランと相違がないか、補修・修正が必要な部分がないかを確認します。
特に設備の動作確認や、仕上げ材の状態に問題がないかを注意深く見ていきましょう。
次に、アフターサービスと保証内容を確認することも重要です。万が一、工事後に不具合が発生した場合に備え、どの程度の範囲が保証でカバーされるのかについても事前にすり合わせをしておくと安心です。
また、住み始めてからも注意が必要です。トイレや洗面など、衛生設備の排水や、建具の開閉具合など、実際に生活してみて初めて気づくことがあるため、気になる部分があれば工事後でも施工会社に相談ができるようにしておきましょう。
まとめ
中古マンションのリノベーションは、計画から完成まで慎重に進めることが大切です。
自分のライフスタイルに合った空間を作るために、目的や予算、工事の流れをしっかり把握し、安心して新しい生活をスタートさせましょう。